聖地★巡礼2007年05月09日 12時47分12秒

 エキスポランドで大変な事故が起こる前、4月末に、万博記念公園の国立民族学博物館に行ってきました。目的は、6月5日までやってる特別展示、「聖地★巡礼」です。

 フランス~スペインのキリスト教の巡礼路、サンチャゴ・デ・コンポステラの展示です。どんな展示なのかというと、実際の巡礼者さん(フランス人のミッシェル・ラヴェドリンさん)の同行取材のビデオを中心に構成されている展示で、感じとしてはTVのドキュメンタリーみたいな感じ。ビデオは、自宅での旅の準備、や出発の地、ル・ピュイから始まって、雨の日、晴れの日、山間の教会、ピレネー越え、スペインの発電用の風車の丘を越えて、聖地サンチャゴ、さらに地の果て、大西洋を望むフィニステルまで11箇所に分けて、壁掛けテレビで、自分も巡礼している気分になりながら、会場を一周します。

 その途中で、聖地ルルドや青森の恐山の展示もちょこっとあります。またサンチャゴ・デ・コンポステラと比較される感じで、お遍路さんの展示もしてあります。

 とにかく映像がきれいですね。ヨーロッパの田舎ってなんであんなに美しいんだろう??そして、人々はとても陽気で。巡礼の旅をしているので、みんななにかしら、十字架をしょって歩いているのですが(中には信仰ではなく、歩いてみたいから、歩いているという人もいます)、なんかいい表情をしています。自分も巡礼をした気分になれてしまいます。そして、実際足が棒になってしまい、はぁ~疲れた・・となるのですけど。

 でも、中世の巡礼は、本当に命がけだったみたいで、行き倒れた人を埋葬する教会とか、そんなのもあるようです。今の巡礼は、リタイアされた人と、若者が中心ということで、やっぱり四国のお遍路さんと似ていますね。この特別展示、副題が「自分探しの旅へ」です。

 それって、昔は宗教的だった巡礼も、今は自分探しの旅になってるってことなのかな?その辺のキリコミがなかったですが、それは自分で考えろってことかな?しかし、自分探しも神聖な旅ですよね!もう私の中で自分探しといえば、ハチクロの竹本君の日本大北上になっています。自分探しがしたくなったら、ハチクロ6巻~7巻を読んで追体験!!

 いつかは、私も巡礼する日が来るかな?スペインは遠いので、やっぱりお遍路さん?巡礼するならツアーでなく、やっぱり歩きか、せいぜい自転車で!その時まで、体力と足を鍛えておかないとね!

戦線一時離脱2007年05月19日 22時03分07秒

 GW以来続いていた激務に、どんどん体が蝕まれていき、その上、風邪を引いて働き続けることの苦しさよ。。。昨日は、なんか施術するたびにエネルギーが吸い取られていく感じで、これは、邪気を受けるとかより全然違う感じで、ふつうの「ただ疲れている」状態から、一気に「無気力・無関心・無感動」→「死んで楽になりたい」と、鬱の階段を数10分で駆け下りていく感じ。そんな訳で、あ~これでラストまで働いたらカローシ寸前だなぁ。まぁ、死んでもいいかぁ~~~?という精神状態だったのですが、私の体は精神よりも正直で、うま~いタイミングで貧血を起こしてくれまして。他の人たちに仕事を押し付けて、4時間で帰れることになりました。

 本当は、今日も完全休養日になるハズだったのですが、指名が1件入っていたために、1時間だけ働きにいきました。昨日その連絡があった際、「指名なんか誰かに振ってしまってください」と超弱気なメールを返信してしまい、怒られた。くそう、確かに指名してくれるのは光栄なことだけど、こちとら生身の人間だい、愚痴って何が悪い、くそったれ。。

 そんなこんなな状態に、いいことがありました。憂さ晴らしに立ち読みしに行った雑誌で「おおきく振りかぶって」特集。今年の高校野球のポスターに使われていたマンガで、気にはなっていたのですよね。アニメ化されているのですね。それはともかく、主人公の三橋のデータですよ!!5/17生・AB型って!!それ私のデータですやん?!そりゃぁ年は全然違いますがっ。

 それから私は「おお振り」が気になって仕方ありません。近所の漫画喫茶に行ったら無くて。受付のお兄さんは「今人気ですよね、すみません。仕入れるようにしときます」って言ってくれたので、もうしばらくしたら読めるであろう。今のところ、ネットであらすじを追うのと、本屋さんの紹介用の小冊子でガマン。データが同じだからか?三橋のキョド振りとそれでもマウンドを譲らない(投手ができないなら野球をする意味が無いという)考え方に好感♪

 明日からまた完全戦線復帰です。う~~ん休養できたのか???不安は残りますが、今後「おお振り」が読めることを楽しみに。。挙動不審でカッコ悪くて涙もろくても、私って三橋と同じデータなんだからさっ☆と思うと、なんだか嬉しくなってくるような??

思ひ出に浸る・・・(長文)2007年05月21日 21時24分31秒

 「おおきく振りかぶって」近所の漫喫が入れてくれるのを待てず、梅田の漫喫へ。そういえば、あだち充以外の野球漫画読むのって始めてだなぁ~。ちなみに私の野球の知識は、キックベースボール程度しか無い。贔屓にしてるプロ野球チームも無いし・・。高校2年だったか3年だったか・・の時に、我が高校のグランドの隣にグランドを持っている某私立高校が夏の甲子園で優勝したときは、かなり真剣にTVを見た記憶があるけど。。。ってあれ?!2年だったら自分の部活は?!3年だったら受験勉強は??!ナゾである。

 大学時代は、サークル対抗草ソフトボールが毎年1回行われていて、男子だけで真剣にやってるチームもあったけど、対戦相手も女子が混じってたりすると、こちらも女子を混ぜて和気藹々と試合をしたもんである。私は中学時代にテニスをしていたからか??、とりあえずバットをボールに当てることができたので何回か試合に出させてもらい、何回も塁に出れて、攻撃はそんなこんなで楽しかったのですけど、守備がまったくもって理解不能。外野まで飛ばしてこないチームと対戦する時は、気楽にライトあたりでぼけっと突っ立っていたのですが、基本的にフライが取れませんので、飛ばす相手のいるチームと対戦する時は、外野に男子を回してしまい、こんな私が!サードベースを任されてしまいました。といっても、ショートの人にカバーされまくりナビされまくり、ひょぇぇぇぇぇ~と思いながら早くベンチに帰りたくて、ひたすらアウトの数を数えていたことしか覚えていません。
 ちゃんと仕事したのかな。。。ナゾだ。

 まぁ、そんなお遊びのソフトですけど、試合前には男性陣が真剣に、○○は何番で・・・とか××はどこの守備で・・・とか話し込んでいるのを聞くにつけ、なんか野球って面白そうだねぇ。と思っていたのでした。

 前フリが長くなってしまいました。さて、この漫画「野球をしらない人でも楽しめる」「野球が面白くなる」と紹介されていたので、むむ、こんな程度でも大丈夫かな?と思って読み始めました。とにかく、私と誕生日・血液型のデータが同じ主人公?が変で面白い!でも野球のことがちゃんと知りたくなる・・・「えっとぉ、これはファウルだったのね?」とか「ツースリー」だから、次ボールを投げたらあかんねんなぁ、と無い知識を総動員しながら読むから漫喫で読むには時間がかかって仕方ありません。。。かといって買うかどうかはまだ決心しかねる所。ううう。

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 さて。ここからは、野球ではなく庭球の話。三橋の話を読みながら、自分の中学時代を振り返らずにはおれない。。部員全員に嫌われてもマウンドを降りない三橋ってすごいと思うよ・・・という所からずるずると。。。なんか今年は中学時代を思い出せキャンペーンの年なんだな。。

 中学時代、私は軟庭の「ボレーの打てない」前衛でした。なんか前に出る勇気がないというか攻撃力を前面に出せないというか。そんな私の得意技は「変なレシーブ」でした。バレーボールのサーブでもそうなのだけど、打つときに妙な回転をかけるクセがあるみたいで、私のクセを熟知してない人には非常に拾いにくいバウンドをする球になったりする訳です。でも、所詮前衛の仕事は、レシーブでななくボレー&スマッシュ(今はルールが変わって前衛・後衛の区別はあまり無いと聞きましたが・・・・)。レシーブできる機会なんて本当に少ない。一時、私は後衛になった方がテニスを楽しめるのではなかろうか?と思い、サーブの仕方をきちんと知らないので、休みの日とかにサーブの特訓をつけてもらって、顧問に言いに行こうか・・・ともうじうじ考えていたのですが、言い出す勇気が持てず。。そのまま引退まで前衛を通してしまいました。

 そして、私達のペアは万年7番手でした。もちろんレギュラーではなく。私がレギュラーになれないのは仕方ないとして、ペアの子に申し訳なくて。。「任せた!」と声をかけられても打てなくて、点を取られて「ゴメン・・」と謝りにいって「ドンマイドンマイ」と励まされて。でも、それがずっと続くもんで、「ドンマイな訳ないよなぁ。怒ってるだろうなぁ~~どうしよう~~次こそは決めなくちゃぁ・・・」と常にオドオドしていました。ペアの子はそんな私のフォローに走り回るお陰でかなり上手になっていっていました。(註:チームメイト談「Kちゃん(そのままだな・・汗)は、W(※朔)ちゃんのお陰でどんどん上達してるよ~」・・・って褒め言葉デスカ・・・?)Kちゃんは、私じゃなく、ちゃんと攻撃力のある前衛と組んだら、レギュラーを狙える実力はある、ハズ。。だから、私はどうしたらいいのだ??別の人とペアを組ませてやってくださいって先生に頼むのか??そしたら、その後、私とペアを組みたいって言ってくれる人はいるのか?そんな事を考える間に、自分が強くなればいいのではないか??

 思考ぐるぐるループ。本当は勝ちたくてたまらなかったけれど、「勝ちたい」と言う勇気がなくて「まぁテニスは楽しみでやってるだけで、てへへへ」的なポーズをとり続けた日々よ。。。部活は部活で大変だったけれど、本当に勝ちたかったら、思ってるだけじゃなくてもっと貪欲に練習すればよかったのではないか・・?と今となったら思う。けど、当時の私はあれでイッパイイッパイだったのだからなぁ。。。
 「おお振り」あの頃の私に読ませてみたい漫画。まーおそらく、「だって三橋はさぁ、スピードがなくても変化球のコントロールがすごいやんか。努力したんだろうけど。。でも努力して出来るのは才能やろ。阿部にあんなに見込まれてるし。テニスに変化球とか聞かないし。レシーブ打ててもボレー打てなかったら意味無いし。それに私なんてどうせ多分Kちゃんに呆れられてるし多分もうすぐ嫌われるし・・・どうせどうせ」と、ヘコんでる三橋の顔で言いそうだ。それを奮い立たせる術は、今の私にも、無い。

 ちなみにペアのKちゃんは、卒業のときにくれたサイン帳に「W(※朔)ちゃんは、テニス上手いと思う(私は分かります)。だから、高校でも是非続けてね」のような事を書いてくれた。・・・どこが?!あの変なレシーブ以外は、全然すごい球打てない私のどこを見たら上手いとかいう言葉がでる訳だろう??・・と思ったけど結局聞けず終い。私は、高校で一応軟庭に仮入部したが、中学時代と同じ事を繰り返すのが嫌で、3日で退部し、帰宅部でいいかぁ~と思っているところをクラスメイトの合唱部員に拾われた。Kちゃんは高校でもテニス部に入り部長になっていた。私は、合唱部には入ってホント色々楽しかったけど。

 ああ~テニスしたいなぁ~。
 野球漫画のくせにテニスがしたくなるとは何事か?と思いますが。なんかそれだけアツくなる漫画なのです。それから、読んで野球のことをもうちょっと知ろう。。

 三橋のピッチャーへのこだわりを読むにつけ、そんなにマウンドって魅力的なのかぁ~と思う。やっぱ一番ヒーローだから??  が、・・・私は守備はどのポジションも嫌だな。。その中でも、絶対キャッチャーは嫌だな。頭使うの苦手なんで。だから、阿部すげ~尊敬~。そして、漫画を読むだけで、絶対に体験できない選手の気持ちや、そのポジションを体験できてしまうってすごいです!買おうかどうか迷うわ・・・「おお振り」。
もとはと言えば、三橋とデータが一緒なだけだったのだが・・・←しつこい。。

新月生まれ2007年05月25日 01時30分08秒

 私の誕生日は先週過ぎ去ってしまいましたが、今年は新月とかぶっていました。HN「朔」を使ってるので、こういう偶然があるとちょっと嬉しいですねぇ。HNの由来は、新月からではなく、小説の主人公からなんですけどね。

 実際に私が生まれた年は新月は私の誕生日の7日前、雑誌の月占いで、月を8相に分けて占うときは、私は三日月生まれでした。ところが、この間、本屋で、月を4相×季節に分けて占う本があって、その表に当てはめてみたら、私の誕生日は新月の範疇でした。翌日から上弦に入るんだけどね。てか、7日目の月って形は確実に上弦なんだけど。

 そんな訳で、一応私のHNに偽り無く「朔」の範囲内に生まれたことが判明した私。しかし・・・その占いの、新月×春生まれの占いは、「まさしく月そのままの感情の人」と書かれていて、あんまり嬉しくなかった。

 私的にはかなり抑えた表現をしているつもりなのだけれど、たいがい感情的らしい。実際、相当感情には振り回されているかもなぁ。。。中学のときの先生には「お前のは、感受性が豊かとは言わん、感受性が激しいんや」とか言われたしなぁ。。思春期やそのつづき(?)の20代を越えて、大分昔より鈍感力が強くなってきたかな?と思ってたけど、限界ギリギリに追い込まれたら、昔と全然変わらない。鈍感力、というかグラウンディングをしっかりしていきたいです、ハイ。

 まぁ、しかしこれも私。占いでも証明されてしまったことだし(?)仕方ないから諦めて、こんなカッコ悪い自分のまんまで世間と勝負していくのだ!それを貫けたらカッコいいじゃないか?!てな訳で・・・誕生日を過ぎて全く大人になれない今年の誕生日の初心表明なのでした。

(追記:カテゴリ、精神世界に入れたけど、これは占いかもしれないですねぇ。でもとりあえず)

雀のホバリング・逆光の観覧車2007年05月31日 21時01分14秒

 最近、ほぉぉ~と思ったもの。

 近所の道路には、植木鉢がたくさん置いてる通りがあります。住んでいる人々が植物育てるの好きなんだね。なんかほのぼのです。さて。そこを通るときに、なんか鳥が滞空していました。シルエットは太目のハチドリ・・・ってええっ??ハチドリ~~~??よくよく見ると雀でした。えっ、雀ってハチドリみたいに花の蜜すったりするのにホバリングするの??通りすがりに見てみようとしたら、その鉢植え花じゃなかったです。えっと、じゃぁ、あの雀なんの為にホバリングしたてんだろう。あんまりちゃんと数えてないけど、5秒は滞空していました。

 そもそも小鳥って、どんな種類でもホバリングする能力がもっているのでしょうか?ハチドリは有名だよね。カワセミなんかも、水に突っ込む前にはホバリングして獲物を探すのだったのでは・・・?でも雀がホバリングするなんて聞いた事ない!!ぴったり滞空じゃなくて多少上下していたけど、それは、ま、ご愛嬌。でも、必要ないのにあんな大変そうな滞空。アスリート雀??もしかして、かもめのジョナサンと同じ魂をもつ雀??・・・もっともっと観察していたかったけど、私の通りすがりに飛んでいってしまい、また会うことができるのかどうか。。。会っても私には他の雀と区別がつかないし。残念です。


 梅田の堂山の交差点。忙しく大量の人々が行きかう中、一人のおじさんがカメラを空に向けて構えていました。一体なにを撮ろうとしてるんだろう?とおじさんの横を通りすがりに、カメラの方向を何気に見上げてみたら・・・ぎゃぁぁっ、太陽!そしてその手前にはHEPの観覧車。めちゃめちゃ逆光やんか~!レンズ覗いて目が焼けないのかなぁ(※デジカメではありませんでした)。

 でも、出来上がった写真を想像してみると、きっとまっしろの画面に真っ黒く浮かぶ観覧車。かっこいい~~!撮れたら嬉しいだろうなぁ。そして、その写真だけ見たら、クールでシュールで、暑い初夏の人通りの多い交差点とは思わないんだろうなぁ。なんか、写真ってスゴイです。

 おお、なんかこの文章、枕草子もののづくしっぽいですかね???(^^ゞ