CHE ~別れの手紙 ― 2009年02月19日 22時17分24秒
昨日見てきました。この映画見に行くまで、キューバのことも、カストロのことも、チェ・ゲバラのことも知らなかったのに、こないだ中崎町の銭湯を探してうろうろしてたら、目的の銭湯の隣の雑貨屋の壁にチェ・ゲバラの顔が描かれてあって、ちょっとびっくりしました。ファッション的な意味合いなんだと思うけど。ちなみに、この銭湯は「大阪銭湯めぐり」という銭湯ファンの方のホームページから見つけて、先日の20世紀少年のレイトショーを見に行く前に入りに行きました。夕方に中途半端に時間が余って、しかも帰りが遅くなる・・・なんて時に銭湯はいい時間つぶし&時間の有効利用ですよね!広い湯船は気持ちいいし。
・・・ええと話題がそれてしまいました。つまり、私は全然知らなかったのだけど、60年・70年の闘争の正義のアイコンって紹介されてるけど、本当にそうだったんだなぁ~と銭湯の前で深々と認識してしまった次第です。ていうか、映画を見なかったら、何の壁画なのか興味を持つこともなかったのかもしれないですね。
映画の内容自体は「28歳の革命」と同じく、仰々しい説明はなく、大げさなドラマもなく、ゲリラ活動の様子が淡々と描かれるのですが、「革命」の方が、どんどん支援者・志願者が増えていき、最終的に勝利!というのに大して、「別れの手紙」の方は、理解者を得られず、見捨てられ、追い詰められていく過程を描いています。政府に刃向かいたくない住民にとって、「あなたがたは不幸だ。だから、私達が戦いにきたんだ」というのは、とてもおせっかいなのかも?と言ってしまえばそれまでなんだけど、そうするだけの理想を抱いていた、という訳で。前ブッシュ政権とどう違うのか?というのは、行為だけ見たら説明に苦しむのだけど、国家のためじゃなくて、自分の幸せも命も人のために投げ打って、っていう純粋さが違うのだろうと思われます。。
ジャングルの中で家も無く、雨が降ったら降られっぱなし、地面で寝たり、食料も補給が絶たれたら絶望的。ひとたび戦闘(銭湯って出てしまった・・・苦笑)が始まれば、人を殺す。生身で銃弾にさらされる。そして殺される。そういう生活がいつ果てるともなく続く。戦争に出た兵士達はみんなそうやってきたのだろう、(昔だから戦の武器は刀だけど、「天地人」の直江兼続もそうですね)人間の歴史ってすさまじいなぁ。。その是非はともかく、そうやって一人一人が己の信じたところをもって戦ってきて、勝った方によって歴史が作られてきたのだけど、勝った方も負けた方も、一人一人はそんな風に戦っていたのだなぁ、と。
小笠原の父島は、住民は疎開していなかったので沖縄みたいなことにはならなかったけど、米軍と日本軍の地上戦が行われた島でもあり、あちこちにトーチカの跡が生々しく残っています。大勢でいたら気にならないけど、ひとりで歩いていたら、木の間から銃で狙いを定められてるような気持ちになってきたりして、今がいつなのか、60年前に引き込まれていくような恐怖感がありました(ジャングルの中だけですが)。なんとなくそんな事を思い出しました。
暴力で世界を変えるのは、成功してきた例もあるけど、全てではない。暴力に訴えることは肯定しない。だけど、否定できるほど、有効な他の方法がないことだってある。全てが人間の歴史。今でも、沢山のどうしようもないようなことが世界には沢山ある。 けれど。今の生活を捨てて、何か変えられるとは思えないノンポリで毎日を生きている。最後まで信念を貫いた「エルネスト”チェ”ゲバラ」は、だから、ヒーローなのだろう。。。
なかなか上手く表現できませんが、そんな風に思いました。
全然エンターティメントじゃないけど、見に行って良かったと思えた映画でした。
・・・ええと話題がそれてしまいました。つまり、私は全然知らなかったのだけど、60年・70年の闘争の正義のアイコンって紹介されてるけど、本当にそうだったんだなぁ~と銭湯の前で深々と認識してしまった次第です。ていうか、映画を見なかったら、何の壁画なのか興味を持つこともなかったのかもしれないですね。
映画の内容自体は「28歳の革命」と同じく、仰々しい説明はなく、大げさなドラマもなく、ゲリラ活動の様子が淡々と描かれるのですが、「革命」の方が、どんどん支援者・志願者が増えていき、最終的に勝利!というのに大して、「別れの手紙」の方は、理解者を得られず、見捨てられ、追い詰められていく過程を描いています。政府に刃向かいたくない住民にとって、「あなたがたは不幸だ。だから、私達が戦いにきたんだ」というのは、とてもおせっかいなのかも?と言ってしまえばそれまでなんだけど、そうするだけの理想を抱いていた、という訳で。前ブッシュ政権とどう違うのか?というのは、行為だけ見たら説明に苦しむのだけど、国家のためじゃなくて、自分の幸せも命も人のために投げ打って、っていう純粋さが違うのだろうと思われます。。
ジャングルの中で家も無く、雨が降ったら降られっぱなし、地面で寝たり、食料も補給が絶たれたら絶望的。ひとたび戦闘(銭湯って出てしまった・・・苦笑)が始まれば、人を殺す。生身で銃弾にさらされる。そして殺される。そういう生活がいつ果てるともなく続く。戦争に出た兵士達はみんなそうやってきたのだろう、(昔だから戦の武器は刀だけど、「天地人」の直江兼続もそうですね)人間の歴史ってすさまじいなぁ。。その是非はともかく、そうやって一人一人が己の信じたところをもって戦ってきて、勝った方によって歴史が作られてきたのだけど、勝った方も負けた方も、一人一人はそんな風に戦っていたのだなぁ、と。
小笠原の父島は、住民は疎開していなかったので沖縄みたいなことにはならなかったけど、米軍と日本軍の地上戦が行われた島でもあり、あちこちにトーチカの跡が生々しく残っています。大勢でいたら気にならないけど、ひとりで歩いていたら、木の間から銃で狙いを定められてるような気持ちになってきたりして、今がいつなのか、60年前に引き込まれていくような恐怖感がありました(ジャングルの中だけですが)。なんとなくそんな事を思い出しました。
暴力で世界を変えるのは、成功してきた例もあるけど、全てではない。暴力に訴えることは肯定しない。だけど、否定できるほど、有効な他の方法がないことだってある。全てが人間の歴史。今でも、沢山のどうしようもないようなことが世界には沢山ある。 けれど。今の生活を捨てて、何か変えられるとは思えないノンポリで毎日を生きている。最後まで信念を貫いた「エルネスト”チェ”ゲバラ」は、だから、ヒーローなのだろう。。。
なかなか上手く表現できませんが、そんな風に思いました。
全然エンターティメントじゃないけど、見に行って良かったと思えた映画でした。
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