ヴェルサイユ宮殿2007年02月02日 20時42分18秒

 映画「マリーアントワネット」見てきました。本物のヴェルサイユ宮殿を使って撮影されたと聞いたからには、是非見たいと!!(^^ゞ

 昔、パリに行ったときにヴェルサイユには足を伸ばしました。中学から高校時代、友達とベルばらにハマり、というか、ベルばらで遊び(笑)、オスカルはどんなところにいたのかなぁ(架空の人物なのに・・・)と思うとヴェルサイユ宮殿、やっぱ行っておかないとねぇ~。駅から出て、本当にここがヴェルサイユ~?と思いながら地図を頼りにトコトコ歩いていくと、現れたのは超でかっ!!こりゃロザリーも気がつかへん訳やわ、門から入り口まで遠いっちゅうねん!!という建物でした。たどり着くだけで疲れたので、鏡の間と王妃の寝室を含む外周のみ回れる安いほうのチケットで入場しました。

 鏡の間に行ったときに、これが贅を極めた鏡の間??と思ってしまいました。それまでの部屋が充分綺麗だったのもあるのですが、鏡が贅沢だった(?)にせよ、私はこういう鏡張りの部屋は見たことあるよ??と考えたら、スポーツジムのスタジオでした。そうかぁ、鏡の間だから、そこに綺麗なドレスの人がいっぱいいたら、倍の広さで豪華さが広がるけど、ガランとしてて、うら寂しくて、立ち入り禁止のロープが張られてて、観光客がジーンズ・ジャンバー・スニーカー(私もそうだったけど、お客はみんな、ラフな格好でした)でぞろぞろ歩いていたら、そういうショボさが倍増されてしまうのだ。恐るべし鏡の間。

 映画では、鏡の間がさぞかし綺麗だろうなぁ~と思ってましたが、本当に綺麗だった!!鏡の間だけじゃなくて、全部綺麗だったけど。あの本物のショボい鏡の間が、豪華になってるシーンを見れただけで夢が復活というか、良かった!全然プライベートがなかったという王妃の寝室シーンも沢山で「はぁぁ、王妃様という事はそういう事なのねぇ・・・」とちょっと理解できたような気がします。

 最高に綺麗だったのが、王妃様が好きだったというプチ・トリアノンのシーン!!それも本物を使って撮影されたそうです。私が行ったときは3月の初め。プチ・トリアノンまでは足を伸ばさなかったんだよなぁ~。庭園の芝生は全部枯れ草色で花もあんまり咲いてなくて寒風吹きすさび、しかもプチ・トリアノンまでは乗り物に乗らないととても行けない距離(馬車と車があったような気がする)。歩いていくとしたらマトモにハイキングになるし、乗り物に乗ったら高いし(馬車の方が高かった気がする)、寒いし、どうせ花も咲いてないのに行っても仕方ないわ、と思っていたのですが、あの映画のシーンを見たら、行かなかったことが少し悔やまれました。

 本物の建物の撮影もすごかったし、次々出てくるお菓子もとてもおいしそうでした。衣装もすごかった。(ここで、ヴェルサイユにはトイレが無くて不潔だったらしい。。とか考え出すとげんなりするけど)

 マリー・アントワネットの生活の描写は、最初は、川原泉「殿様は空のお城に住んでいる」とおなじ感じです。王太子妃にしろ、殿様にしろ身分が高すぎると大変だなぁ、下々のもので本当に良かったと思います。

 私は小さい頃、まったくお姫様に憧れない子供でした。お姫様なんてメンドくさい、バカみたい!!と思っていました。(そんな私が何故に日本のプリンセスと同じで名前なのか・・・謎だ!)でもナウシカを知った時、こんな姫さまだったら格好よくていいなぁ~と思いました。でも、今考えると、ナウシカも風の谷のために(漫画版ではもっと広く世界のためにだけど)戦うし、もののけ姫もシシ神様の森のために戦うし、革命が起こっても逃げずに国にとどまり続けたマリー・アントワネットも一緒なのだなぁ~、お姫様ってそういうことなのかなぁ~と改めて、強引にそんなことを考えてしまったのでした。

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