ようやっと本の話2009年03月05日 00時40分52秒

 せっかく図書館から借りてきた本が!2週間延長したのに!もう明日返却期限です!早すぎ!!ガーデニングの本も色々感想があるのだけど、それはまたおいおい、という感じで、こちら!

 「日本列島 鳥の旅」文:菅まり 写真:森川一夫(愛媛新聞社)
http://www.ehime-mc.co.jp/shop/details.html?itm_rec=117


 この本、鳥のエッセイと写真がコラボした本です。小鳥がカワイイ!猛禽がカッコイイ!マガンがぼのぼのみたいな目をしててカワイイ(はぁと)、他シギチ・あこがれ系(アカショウビンとか!)の写真も豊富です。大学時代は「野鳥の会」というバードウォッチングサークルに入ってたけど、このごろは通勤で見るくらいかなぁ~~なつかしいなぁ~という思いで借りて帰りました。

 この本、章の扉のタイトルの側には、いちいち必ず「I love birds」って書いてあって笑えます。どんだけ鳥好きやねん(笑)や、でも気持ちは分かります(苦笑)

 エッセイも、鳥と人生を重ね合わせた中々味わい深いものですが、章のタイトルだけ、紹介します。

第一章:釧路のタンチョウ(北海道)
第二章:伊豆沼のマガン(宮城)
第三章:戸隠のコルリ(長野)
第四章:二つの山のイヌワシ(大分・滋賀)
第五章:飯梨側のベニヒワ(鳥取)
第六章:大田川源流のアカショウビン(広島)
第七章:大川山のヤマガラ(香川)
第八章:四万十川のヤイロチョウ(高知)
第九章:石鎚山のコマドリ(愛媛)
第十章:佐田岬のハヤブサ(愛媛)
第十一章:対馬のヤマショウビン(長崎)
第十二章:諫早湾のオオモズ(長崎)
第十三章:阿蘇のコジュリン(熊本)
第十四章:出水のナベヅル・マナヅル(鹿児島)
第十五章:西表島のカンムリワシ(沖縄)

 愛媛の人なので、四国多し!なのですが、私、このうち7箇所に大学時代、探鳥目的の旅行で行っています。釧路(夏しか行かなかったけど・・・)、伊豆沼(2度行った!)、戸隠(縦走もした!)、飯梨川(中海で行ってる筈)、四万十川(ヤマセミ。ヤイロチョウは無理でした)、対馬、出水。

 特に冬のバードウォッチングは、寒さと眠け・・・つまり自分との戦い。鳥さんたちは夜明けとともに行動を開始するので、人間はそれよりも早く起きて、真っ暗ないてつく明け方、「さびぃさびぃ~~」と凍えながら、日が昇るのを待っているのでした。私は、夏山を求めてたところがあったので、こういう冬の探鳥とか、なんでこんな耐え忍ばんといかんねん??って思いながら参加してたりで、美味しいとこだけかじれたらどんなに楽しいか、と思いながら、やむなく参加してた合宿なんかもありました。(すみません)

 だけど!今から思えば。私みたく、中途半端なバードウォッチャーが、こんなバリバリのバードウォッチャーと同じとこに行って、同じ鳥を探したりなんかして、絶対個人的にはしないっつ~か、ある程度強制されたから出来たんだけど、それって、なんて贅沢な時間だったんだろう!となんか猛烈に感動したのです。卒業して10年も経ってしまったからかもしれないけど。。。

 自分の意志では、絶対行かないような、いろんなとこに行って、いろんな鳥を見て、へろへろになったり、ずぶぬれでしょぼくれたり、真昼に外で爆睡して真っ黒に焼けたり、etc‥etc‥本当に貴重な経験でした、と、こんな風に感じさせてくれる素敵な本でした。この本、また借りよっと♪

 さて、明日(今日か・・・)の夜から仙台に発ちます。宮城は、伊豆沼には、上にも書いたけど、2回行きました。最初はまだ1回生で、学生の電車旅行にびっくりすることばっかりでした。次は3回生でしたが、一度来たところってものすごく懐かしいんだナァ~という事にびっくりしました。

 今回は鳥見じゃないので、サークルの合宿では行けなかった、都会や観光地に行くつもりです!でも、伊豆沼のある新田駅でふら~っと下りてみたくなるかも。だけど、下りたら電車1時間くらいこないと思うし、鳥は明け方じゃないとたくさんは見れないので、車窓からでガマン・ガマン!です。
 
 そうそう、夜行電車・夜行バスで使ってる携帯用首枕、1回生の合宿で、仙台の駅ビルで買ったものなんですよね~~。う~~ん懐かしい~~!楽しみ~~!